2011年1月31日月曜日

映画『180° SOUTH/ワンエイティ・サウス』から学んだもの


今日はタイトルの映画「180°SOUTH」を見てきました!

パタゴニア創業者イヴァン・シュイナード、ザ・ノースフェイス創業者ダグ・トンプキンス。
彼らの運命を180度変えた伝説の旅があった・・・。
そんな二人を尊敬する一人の青年が、二人の度の軌跡をたどるという映画。




イヴァンさんは「社員をサーフィンに行かせよう」でも有名な経営者



知人がかなりオススメということで見に行ったのですが、
いやはや結構良かったですね!

「アウトドア大好きな人向けの映画」かと思ったのですが、
旅を通じて、資本主義社会が生み出した「負の遺産」について問いかけています。


イースター島の歴史を語る下りがあるのですが、
その例えがもの凄く分かりやすく、と同時に今の世の中をあらわしているようで心に刺さりました。

その昔、イースター島ではモアイを造ることが権力や富の象徴として考えられており、モアイを造るために多くの資源が使われたそうです。
次第に島の資源はそこをつき始め、人々はモアイを作るための資源を巡って争いを起こしてしまう。
結局、島は荒れ果て、人々は衰退し、モアイだけが残ったという悲しい結末に。


映画の中では「人は歴史から何も学ばない」というメッセージが投げかけられ、
その言葉に反発したいものの、今の日本を見てみても、
みんなブランドや家など富や名声の為に働き、富めるモノは結局どこかから搾取していることを考えると、イースター島と何も変わらないじゃないかと思ってしまった。

本当に人は歴史から何も学ばないのだろうか?

いや、そんなことは無いはずだ。

映画もそれを伝えたかったはずだ。


過去の歴史を体感し、未来に活かす為に、自分もイースター島へ行ってみたくなった!!

インドア派な自分でもアウトドアがしたくなるッ!

そんな映画でした。



かしこま

2011年1月29日土曜日

経営者とは!?社長とは!?

最近読んでいる本がかなり良い!


V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)
V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)


衰退していく企業は何が原因で衰退していくのか・・・。

この永遠の課題にミスミグループ会長である三枝さんが、
自身の企業再生活動から学んだことを小説化したものです。

まだ、本当に最初の方しか読んでいないのですが、
企業の衰退を「症状」として診断している所とか大変分かりやすいです。


例えばこんな表現で書かれています。

症状1
一般に企業の業績悪化と社内の危機感は相関しない。むしろ逆相関だといったほうがいい。
つまり、業績の悪い会社ほどたるんだ雰囲気であることが多く、業績の良い成長企業のほうがピリピリしている。

自分の会社に当てはめてみてどうですか?

さて、続きを読みますか。


かしこま

2011年1月27日木曜日

モノではなく共有を消費する時代へ

最近モノを買う基準が以前にもまして、
「人からの紹介やオススメ」つまり口コミになってきているように思う。




上記の記事でも書かれているが、
価格.comなどの商品比較サービスを活用すれば、

安いお店が一目瞭然で分かるが、じゃあ安ければ買うのかといえばそうでもない。
ここで、記事のライター湯川さんが言っているのが、
「感情をベースにした消費活動において消費者は、必ずしも最安値を求めているわけでなない。」




一方でこんなニュースもある。
後発なのに大ヒット 携帯ブログ「DECOLOG」がつかんだ“女心” 


これだけモノや情報があふれている日本。
欲しいものは大体手に入るし(お金があれば)、
正直生活に必ず必要なものというのはかなり少ない。

DECOLOGで言えば、みんな自身の生活や出来事を共有し、
その共有する時間を消費したいのだと思う。

みんな最低限の生活は保障されているので、
自分の心の豊かさを実現するために消費するのではないかと。

心の豊かさとは人と関わることで生まれる。
つまり、人と何かを共有することで生まれる。

それが同じ場所や空間を共有しているのか、
同じ趣味を共有しているのかは分からないけど、
時間や同じモノを共有することを消費する時代になってきたのかなぁって思った。


かしこま

目標の立て方は「既になっている」こと

今日は昨年より月に1回参加している
勉強会に参加してきました。


今日は仕事におけるメンタルや
原理原則に基づいた考え方について現況をしてきました。

その歳に目標設定の仕方についての話がありました。

みなさん、目標の設定ってどのようにしているでしょうか?
良くあるのはこういったケースではないでしょうか?

「2011年4月30日までに体重を60kgまでダイエットする」
一般的には、
期日を決めて、具体的な数字をいれて、目標を設定することです。
しかし、そうすると理想の現実の為に現在の自分
つまり体重60kgでない自分を意識しなければなりません。

そうすると、結局今の自分に意識がいってしまい、
結局目標を達成できない自分ができてしまうのです。

ではどういった目標の立て方が良いのか。
それは、

「一人称であること」
「です。ます。で終わっていること」
「好転的な表現であること」

です。
先ほどの目標をこれに当てはめてみると


「私は体重60kgです。」


となります。
これを毎日見るのです。

そうすると、自然と自分は体重が60kgと認識をします。

60kgでない自分が嫌になってきます。

そうして、行動をするわけです。


文章で読んでいると何を当たり前のことを・・・
っと思う方もいるかもしれませんが、
自分は今日、この気づきを得る事が非常に価値ある学びでした。

明日より、この目標に基づいて
毎日自分に言い聞かせていこうと思います!!



かしこま

2011年1月25日火曜日

価値について真剣に考えてみた

今日はお客さんからの言葉がきっかけで
改めて自分の「 仕事の価値 」とは何なのかを深く考える良い機会があった。


自分は大学時代から、
介護業界の人材紹介事業を営んでおり、
エージェントとして
「人材を求めている企業と働く場所を探している求職者とのマッチングの相性(精度)」が
自分たちが提供している仕事の価値だと考え、仕事に取り組んできた。


仕事だけではなく、

自分の会社が社会に提供している価値とは何なんだろう?

自分の価値とは何なのだろうか?

と、あらゆる物事の価値を考え始めると止まらなくなる。


ノートパソコンが提供している価値ってなんだ?
マクドナルドが提供している価値はなんだ?
スタバの価値は?
ぬいぐるみの価値は?
ゲーセンの価値は?


どんなモノにも価値はあって、
価値があるからこそ人は何かしらの対価(お金とか時間)をその価値に対して払う。

この提供しているものの価値が大きければ大きいほど、
あるいは価値が多ければ多いほど
対価も大きくなる。


ほんとーーーーに、当たり前のことではあるんだけど、
今の自分だからこそ改めて深く感じることができた一件だった。


価値について考えてみる。


それはきっと自分の価値についても考える良い機会にもなるかも。



かしこま


2011年1月23日日曜日

マザーコンテンツがこれからのキーワード ~漫画家白書発売記念シンポジウム~

昨日は、NPO法人NEWVERYが運営しているプロジェクト、
トキワ荘プロジェクトが主催するイベント
『漫画家白書 「マザーコンテンツ」の創り手はいかに育つか』
に参加してきました。秋葉原にて。
※関連記事 漫画道 白書で伝授


トキワ荘プロジェクトは、次世代の漫画家育成を支援しているプロジェクト。
地方でマンガを描いている漫画家達に、都内で激安で住まいを提供し、
そこで同じ志を持った漫画家たちと切磋琢磨しプロを目指すというもの。


そんな活動をしているNEWVERYさんが、
このたび多くの漫画家にアンケートを取り、
プロ漫画家になるには連載前にどれくらい原稿を書いていたとか、
現在漫画家たちが置かれている環境(年収や家賃)を
定量的なデータとして日本で始めて調査したデータを発表したんです。
今回はその発売記念シンポジウムでした。


シンポジウムの登壇者の方々も
コミックビームの副編集長 岩井さんとか、京都国際漫画ミュージアムの牧野さんとか、
モーティヴの漫画家 一色登希彦さんなどなど。
主催者の菊池さんも言っていたけどかなりシブい方々が来ていて、個人的にはツボでしたw
話は、新人漫画家が現在置かれている状況や出版業界の現状と今後、電子書籍化から
東京都青少年の健全な育成に関する条例の話など幅広く話をしていました。


その中でNEWVERYが今後取り組んでいく3つの構想が大変興味深いものでした。
それは、「マザーコンテンツ構想」、「MBA構想」、「コンテンツデータバンク構想」。




マザーコンテンツ構想
2009年度の邦画の総売り上げ上位10作品のうち、なんと7作品が漫画を原作にした作品だったそうです。
※参考ブログ 激変する漫画業界
このブログ、正に言いたい事すべて書いてありますねw
そう、漫画は、漫画を基幹として映画やアニメ、ゲーム、小説、フィギアなどなど、
様々なジャンルに派生していくコンテンツなのです。
それをNWEVERYの菊池さんは「マザーコンテンツ」と名づけ、
マザーコンテンツをもっと活性化していこうと考えていると。
「カッコいいこと言うけど、じゃあ、実際なにやんだよ」っていうのが次のMBA構想なんです。

MBA構想
経済・経営学と言えばアメリカです。MITやハーバードなど、教育機関が世界レベルで機能しており、
世界中からアメリカで教育を受け、自国に戻りそのノウハウを活かして活躍している人たちがたくさんいます。
最近は中国などの新興国がかなり活発ですが、こと教育においてはまだまだアメリカがNO1でいるでしょう。
では、日本がアメリカのように世界の「漫画」を教育機関としてしっかりと整備し、外国人を受け入れたら?
世界中でより漫画が描かれ、読まれるようになったら?
そんな構想が経営学博士とかけ漫画博士(MBA)として広めていきたいと考えているそうです。
主に、
①観光
②教育
③プロ育成
の3つをMBA構想では考えているようですね。

コンテンツデータバンク構想
これは日本の漫画をどうやってより海外に輸出するか。翻訳や表現の規制は国によって様々。
また漫画家は個人事業主として活躍されているケースが多く、多くの漫画家と繋がりを持てるコミュニティ
はあまりないそうです。ましてやそれがビジネスともなれば大変なのは言うまでもありません。
そんな漫画をまとめて、先に述べたように映画やアニメなど他とのタイアップや、海外に売り出していこうという構想。


非常に興味深く、自分もこの分野に是非関わっていきたいと感じたと共に、
改めて出版不況というか漫画業界も過渡期なんだと感じさせられたシンポジウムでした。

20世紀のビジネスモデルが通用しなくなってきている今、
21世紀型のビジネスモデルをみんな模索しています。
どの業界もそれを模索しています。
漫画業界もそれは例外ではないんだと改めて感じたと共に、
漫画は「マザーコンテンツ」だからこそ、
漫画業界に光が差せば日本経済にも光が差すのではないかと感じました。
大げさかもしれないけどw

自分もこの分野で何か仕掛けていきたいと考えてます。
もっと日本を活性化させたいね。


かしこま

2011年1月16日日曜日

マーケティング = 感動

「マーケティングっていうのは感動を造る仕事だと思う」



そんな話を、先日友人のヤスとしていた。


ここは朝7時から夜24時までやっているというツワモノなcafe。
コンセプトは「朝カツ」。
最近早起きをする習慣を付けようと考えている自分にとっては大変ありがたい空間。
もちろん無線LAN完備。
こういったcafeは飯がたいした事無い所が多いけど、、、


ここは違う。


めっさ美味いですw
これからちょくちょく通うことになりそうなmy favorite spaceになりそうです。



話を戻して、マーケティングのお話。
ヤスと話をする中で、彼の中の昨年の研究テーマは
「モノが売れなくなっている」
だったそうです。

もう普通のやり方がじゃモノが売れなくなってきている。
それは日本だけではなく先進国全般に言える事のようだ。
企業が一方的に作り出した価値観での良いor悪いは通用しなくなってきている。

でも、みんな消費はしたいし、しなきゃ生きていけないので買ってはいる。
じゃあ何が変わったかというと、購買の際の判断材料が変わってきているみたい。
それは「口コミ」や「人からの紹介」だ!

ブログで有名人が紹介していたとか、
友人からのオススメだとか。

そんなことで商品を買った例は自分自身かなり多くある。
その流れとして食べログだったりアマゾンだったりが
口コミを集めるサービスを合わせて提供している。


ここまでは最近よくある話。
じゃあ人が人に何かを伝えたくなる瞬間というのはどんな時か?
それはモノやサービスに心を動かされた時ではないだろうか。
つまり感動だ。

使ってみたら思いのほか使いやすかった。
もっと使ってみたら、もっともっと使いやすかった。
cookpadevernoteなどのサービスはまさにその典型だと思う。
人の心が動くようなサービスやモノというのは、
人の心を動かすことまで考えて造られているのだ。

適当に作ったものでは人の心は動かない。
どうしたらもっと使いやすいサービスになるか。
どうしたらユーザーの期待値を上回ることができるか。
どうしたらユーザーが気づかなかった価値を提供できるるのか。

そんなことを考えて
考えて
考え抜く作業こそが
マーケティングなのではないかと。
ディズニーランドなんてまさにそうだ。


マーケティング = 感動


本当にその通りだと思った。
4時間以上も議論したけどねw



かしこま

学んだこと。気づいたこと。


今日は、研修の中で多くの経営者の方々と接する機会がありました。
その中でお話した一人の経営者の言葉がもの凄く自分の心に刺さりました。

大きな学びを得ました。

その経営者の方は言いました。
「純水って飲んだことあるかい?ない? だったら一度でいいから飲んでみな。
  純水って不純物無しの100%の水。100%H2Oなんだよ。
この純水が超まずいんだよ。本当にまずい、飲んでみれば分かる。
何が言いたい勝手言うと、完璧なものなんてこの世に無いって事。
もし合ったとしても、それは飲めたものじゃないんだよ。
人間もどっか不完全でいいんだよ。人間垢があってちょうどいいんだよ。」

どうでしょう?
自分は本当にこの言葉に勇気を貰いました。
そして、自分の知らない自分を深く知ることができました。
そしてそして、自分もこの人のように人に勇気を与えられる人間になろうと決意しました。

完璧なんて無い。

みんな不完全なんだ!
不完全でいいんだ!

もっともっと人間としての垢を出していきます。


かしこま