2011年12月31日土曜日

小さな積み重ねをした1年

今年もあと数分ですね。

自分は不思議なくらい心が清々しく、良い新年のスタートを切れそうです。
それもこれも今年1年が本当に色々あったけれど、それを乗り越えて来れたからだと思います。
また、今年学んだことの一つに「振り返る」事の重要性があります。
実践した事や行動を振り返る事は「思考」する事に繋がる為、「振り返る」時間を増やすと思考力が上がります。
なので2012年に向けて今年1年を振り返りたいと思います。

環境を変えてスタートをした年始
2011年は2007年よりずっと活動をしていた社会起業プロジェクトチームSOLという団体(今は社団法人シブカサ)を卒業してのスタートでした。
このSOLという団体は仲間と共に立ち上げた団体で、学生の頃から社会人になっても平日夜や休日はずっとこの活動をしていました。つまり、社会人になってから「仕事」と「SOLの活動」に自分の大半の時間を割いていました。
当時、色々と悩んでいた自分が行き着いた結論は、自分の人生の時間の使い方を変えることでした。
その為にSOLを卒業するという決断をし、自分のプライベートの時間環境を変えました。

また、社会人に成る前からお世話になっていた上司が退職したことや会社が合併したこともあり、自分の仕事環境も大きく変わりました。

仕事面は偶発的な部分もありましたが、環境を変える事で自分をより良くしようと試みた1年でした。
これは結果的に自分に良い変化をもたらしてくれました。
何かに悩んでいる時や行き詰まった時は、前向きな気持ちで環境を変えてみるとプラスの変化があるという事を学びました。

習慣形成を意識して実践した1年
今年特に意識した事が「習慣形成」でした。
どんな小さな事でも良いので習慣化する事を目標にして実践しました。

達成できたことは、
・「平成進化論」や「毎日1分!英字新聞」や各種ニュースサイトのメルマガを毎日読む
・RSSリーダーで起業家のブログやマンガ評論ブログ、ニュースサイトを毎日チェックする
・感謝の気持ちを毎日伝える
佐々木俊尚さん礒崎哲也さんの有料メールマガジンを毎週読む
・月に最低1冊は本を読む
・月に1回、社外の人と仕事の振り返りをする
といった行動でした。

これらを実践した結果ですが、自分にとってもの凄く大きな資産となりました。
何が一番大きいかというと、これらの習慣が自分の中で小さな自信になったことが何よりも大きな資産です。まさに「チリも積もれば山となる」ってやつですね。
どんな小さな事でも達成していくと自信に繋がります(ポジティブな勘違いかもしれませんが、それでいいと思ってますw)。
自信がつくと、行動も少しずつですがプラスに変わっていきます。
まだ1年程ですが、少しの積み重ねがこんなにも大きな違いをもたらすのかと驚いています。

一方で達成出来なかった事も沢山あります。
・毎日ブログを書く
・毎朝早起きをする
・毎朝目標設定をする
・毎日振り返りをする
・週に1度ランニングをする
・毎月行動計画を立てる
・毎月行動を振り返る
といった行動の数々。
自分の目標設定の甘さと実践力の弱さを実感しました。
これ全部を習慣化出来ていたら、もっと成長出来たはず・・・。
しかし、クヨクヨしても過去は変えられないので、この経験を来年に活かします!

「成果」にこだわった1年
習慣形成の他にもう一つこだわったのが「成果」でした。

きっかけは、とあるベンチャーの取締役の方と親しくなったことでした。
お話をしていて、その方の成果に対する在り方に衝撃を受け、
「このままじゃヤバい」と危機感を持ち、その場で弟子入りさせて頂きました。

「成果」を意識すると自然と時間の使い方が変わりました。
その方の助言を受け続けた事もあり仕事で成果を上げることが出来たのですが、
自分的に不思議だったが「成果」を意識し始めると「長期的に物事を捉える」ようになったことです。
目先の利益ではなく、数年先・数十年先を考えて行動する様に成りました。

今になって、マンガ・サンクチュアリの偉大さを身を以て実感しました。
(北条は10年先を見て行動できる男でしたから)



2012年は「日々実践する」1年に

日々の積み重ねが大きな成果を繋がることを今年は実感出来たので、

2012年は、今年培った習慣を継続しつつより強固なものにしていきます。
そして、その習慣をより成果に向けて集約していきます!

小さな一歩を大きな一歩にしていく1年。

まさにベイビーステップですね!

かしこまり

2011年10月17日月曜日

『パンナコッタ・フーゴ』あんたサイコーすぎるぜ!

恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-

9月に発売されたジョジョの奇妙な冒険 第五部のスピンオフ作品「恥知らずのパープルヘイズ」。
タイトルからも分かる通り、ジョジョ史上でもっとも使い難いスタンド能力!?だったがゆえに、途中離脱させられたともっぱら噂だった、パンナコッタ・フーゴが主人公の小説です。

ジョジョの小説といえば、過去にも第五部の小説が発売されたことがありました。
ジョジョの奇妙な冒険 2 ゴールデンハート/ゴールデンリング (JUMP j BOOKS)
ジョジョ・オタとしてそちらももちろん読んでますが、正直うーんって感じ。
こちらの小説でもフーゴは登場しており、発売当時ファンはフーゴの活躍にものすごく期待したのですが、読んでみると・・・ちょっとガッカリな作品でした。

さて、そんなゴールデンハート/ゴールデンリングの失敗?がある中で、再度第五部の小説化として発売された「恥知らずのパープルヘイズ」ですが、
読み終わった感想としては、
超・傑作!!でした。
はっきり言えます、傑作であると。
ジョジョファンであれば、『必ず』読んで頂きたい。
そう強く推薦できるほど、ジョジョファンの期待を裏切らない作品です。
作者である上遠野浩平さんのジョジョへの「愛」と、作家としての仕事に対する「誇り」が見事に重なって完成された、本当に傑作ですッ!

※注:ここからの文章はネタバレを含みます。


キャラクターが本当に活きているッ!
そこにいるのは僕らが愛したあのキャラクター達の物語!!


「これは、一歩を踏み出すことができない者たちの物語である。」

冒頭のこの文章を見ただけで、自分はもうノックアウトでした。
こ・・・これは、ゴールデンハート/ゴールデンリングとは違う・・・。

この「恥知らずのパープルヘイズ」は、第五部が完結してから半年後の物語。
ジョルノはディアボロを倒し、パッショーネのボスになってます。
ミスタは実質ナンバー2になってます。
最初は、ミスタがフーゴを呼び出すシーンから始まります。
ここで久しぶり再開した二人。
昔は同じブチャラティの下で働いていた仲間でしたが、今やミスタは組織の大幹部。一方のフーゴは組織の下っ端という、どうにもならない上下関係が数ヶ月で築かれていて、その辺のなんとも言えないフーゴの感情が文章で見事に表現されているあたりも完璧すぎて涙がでます。
ここでのフーゴとミスタの会話の中で、ミスタは組織の実質ナンバー2にも関わらず、
自分ではナンバー3だと言いはるのですが、その辺の台詞がもうミスタそのもの。
ここを読んだだけで、あの「第五部の世界観がそのまま再現されている」とわかり、読むのが止まらなくなります。

フーゴが主人公なので、フーゴのキャラクターが活かされているのは当たり前かもしれませんが、
それでも「あのフーゴの心理描写や心の葛藤をよくここまで表現できな」と、感じずにはいられない程、ものすごくフーゴがフーゴをしてるんですw
もう、小説の中のフーゴは荒木先生が描いたフーゴと何一つ変わらないというくらいフーゴしてます。

ゴールデンハート/ゴールデンリングを読んだからこそかもしれませんが、ジョジョの作者でない第三者が、原作者が描いたキャラクターをここまで活かしきるとは、、、上遠野先生に合掌ですよ。

もちろん、回想シーンでブチャラティやアバッキオ、ナランチャも出てきますが、そのキャラクター全員がみんな活きています。
ボスとして君臨するジョルノの台詞なども、もう読んでるだけで精神が震えます。


オリジナルキャラクターもヤバいッ!

さらに、本小説のオリジナルキャラクター達もかなりいいキャラしています。

パッショーネの一員として、フーゴと行動を共にするシーラEとカンノーロ・ムーロロ。
ジョジョの奇妙な冒険の作品のテーマは「人間讃歌」。
このシーラEもカンノーロ・ムーロロもしっかりとこの「人間讃歌」のテーマに基づいて、キャラクターが存在しています。
敵である、コカキ、マッシモ・ヴォルペ、アンジェリカ、ドットリオも同様です。
スタンドバトルがイマイチ物足りないと感じたファンの方々もいるようですが、自分は全くそんなことは感じませんでした。
むしろ、荒木先生の作品は精神と精神のバトルを描いているのであって、その点ではこの「恥知らずのパープルヘイズ」は素晴らしいまでにバトルを再現しています。

敵味方問わず、スタンド能力から、言葉の言い回し、キャラクターの特徴まで、
どれをとってもジョジョとしか思えない程高いクオリティで表現されているキャラクター達が繰り広げる物語がこの小説を傑作にしています。


第五部までのジョジョ作品全てを伏線にした究極のストーリー

「恥知らずのパープルヘイズ」を読んでいて、
ファンなら「えッ!?」っと、思わず声を出してしまうシーンがいくつもあります。

最初は、ディアボロ時代にパッショーネがなぜここまで大きな組織に成れたのか。その大きな理由である麻薬について話が始まると・・・、
クラフトワークのサーレーや、ソフトマシーンのズッケェロなど、なんとまぁ懐かしいキャラクター達が出てくる出てくる。

さらにさらに、暗殺チームがなぜ組織を裏切ったのか。
暗殺チームイルーゾォの話やサンタ・ルチア駅前でミスタとギアッチョが戦った際に、ペリーコロが燃やした写真を復元したのは誰なのか。
そんな話がもりもり詰め込まれていて、第五部の話が全て伏線となって「恥知らずのパープルヘイズ」の作品を盛り上げていきます。

さらには、第五部だけにとどまらず、シュトロハイムの名前や、石仮面まで出てくる始末!!
それだけでは飽きたらず、重ちーやバットカンパニーの話が出たかと思うと、トニオ・トラサルディの意外な過去が明らかになったり・・・。

ファンとして本当に楽しめる、感動できる作品。

ここまで色々と書きましたが、最後にこの「恥知らずのパープルヘイズ」を読んで感じたことがあります。
それは、この小説はフーゴを主人公として描いた作品ではありますが、上遠野さんが本当に描きたかったことは「ジョルノ」の事だったのではないかと思います。
それが何故かというと、小説の中で最後の最後にジョルノがフーゴに語りかける言葉があるのですが、その台詞が、
ジョジョの第一部から続いているジョースター家とDIOとの因縁の戦い、その両方の血を受け継いでいる、そんな特異な存在であるジョルノだからこそ、この最後の台詞が言えるのだと思います。
このジョルノの言葉があって、初めて第五部が完結するのではないか!!
そんな風に感じざるをえないほど、非常に深い言葉です。

その言葉は是非、本を手にとって読んで見てください。

こんな素晴らしい感動を与えてくれた、荒木先生と上遠野先生に感謝を込めて。


かしこまり。

2011年9月26日月曜日

思わずイッキ読みしてしまった漫画 『惑星のさみだれ』

惑星のさみだれ 8 (ヤングキングコミックス)

関係各所!?で話題の漫画、『惑星のさみだれ』。

昔から色々なところでオススメ漫画に取り上げられており、
読もう読もうと思って早数年。
ついに先日Amazonで全巻大人買いしてしまいましたー。

正直ブームに乗り遅れた感が満載ですが、
読み始めてたら止まらず、イッキ読みしてしまった程です。


所々ぶっ飛んだストーリーや設定

主人公である雨宮夕日の元に、ある朝、
言葉を喋るトカゲから世界を救う騎士の1人として選ばれたことを告げられるところからストーリーが始まる。
朝起きたら日常が非日常に・・・。まぁ、よくありがちなパターン。

しかし、非常にひねくれて特徴的な主人公がすぐにそのありがちなパターンをぶっ壊してくれます。
















主人公は何がなにやら分からない状況。
いきなり命を掛けて地球の為に働けって言われてもなんのこっちゃーって感じです。


そこで、話を持ちかけたトカゲのノイ=クレザントさんが主人公の雨宮夕日に取引を持ちかけます。


「願いを一つ叶えてやる」


トカゲ、わかってる!取引ってもんを分かってるよ。
そりゃぁ、急に現れて生命かけて下さいなんて言われたって誰も動きませんよ。
しかし、何でも願いを叶えてくれるとなれば話は別です。
ドラゴンボールがいきなり全部そろった訳ですから。


さてさて、何を頼むのかなーってワクワクしていると・・・


















「失せろ ぼくの望みは平穏と退屈だ」


おいおいw なんというダメ人間っぷりw
かつて願い事を叶えてやると言われてこう答えた主人公が果たしていたでしょうか。
この段階で自分はもうノックアウト。話にグイグイ引き込まれていきました。


所々こういったシュールなネタが多く、
それがこの惑星のさみだれ』の面白い重要な要素になっていると思います。


雨宮夕日のヘタレっぽいのに変に野心家で下僕というキャラ設定もイケてます☆


キャラクターの人間模様

この漫画では、地球を壊そうとする魔法使いに対抗するために選ばれた12人の騎士がいます。
主人公もその内の1人な訳ですが、この12人+姫を中心に話が進んでいきます。
るろうに剣心の十本刀やBLEACHのエスパーダでも10人だったのに、それより多い12人!
12人もいたら、結構適当な設定のキャラとか、いるだけであまり話が触れられない人もいるんだろうなぁって思いながら読んでいたのですが・・・ところがどっこい!


水上さん(作者)は、
この12人それぞれのエピソードをしっかりと描いていて、
かつ一人ひとりが非常に良い味だしてるんですね。


この各キャラクターごとのエピソードもかなりストーリーに絡んできて、
「あぁ、あのシーンってこういうことだったのか」と後になって理解できる。
考え抜かれていて伏線をはりまくりのストーリー。


















個人的には日下部 太郎のエピソードが好きです。
ダイの大冒険でもありましたが、勇者の定義って本当に人それぞれですが、
この漫画の中では誰もが日下部 太郎は勇者であるって感じさせた彼の行動は本当に勇者です。


映画の様なストーリー展開と全10巻という読みやすさ

話はかなり良いテンポで進みます。
この話を10巻で収めた辺りがかなりグットです。
9巻ではただの良い漫画で終わっていました。
11巻だと長過ぎでした。
この10巻というのが絶妙すぎます!

読んで頂ければわかりますが、
ラスボスである魔法使いアニムスとの戦いは9巻で終わります。
9巻で戦いは終わるのに10巻があります。
この10巻の話こそが、惑星のさみだれを傑作まで高めたのではないでしょうか。

1巻から言い続けてきて、読者はもちろん、漫画の中のキャラクターまで
「本当にやるのかな?」と思っていたことを、本当にやる。
そこまで引っ張って、戦いが終結したからこそ生きるエピソードです。

そして最後の最後で夕日と三日月が決闘してくれた辺りも、
暑苦しい男のバトル漫画好きとしてはたまりません。

本当に最後まで読んですっきりできる漫画でした。
是非、みなさんもご一読を♬

かしこまり





2011年7月10日日曜日

「謎の彼女X」が面白すぎる!

昨日読んだ漫画が久々にドツボにハマまりました。
その漫画の名は「謎の彼女X」!!

この漫画は何て表現したらいいのか・・・純情・変態・恋愛漫画とでも言えばいいのかw
男性に是非読んで欲しい作品。
色んな意味で胸がキュンキュンしますw

謎の彼女X(1) (アフタヌーンKC)
表紙からは想像できない、結構とんでもない内容w
現在、3巻まで読みましたが、2011年7月2日時点では7巻まで発売されているようです。

どんな漫画かというと、
クラスに転校してきた「謎の」女子高生 卜部美琴(うらべ みこと)と主人公との学園生活を描く恋愛漫画。
この「謎の」って部分が、気持ちいいくらい「謎」で超・面白いんです!
転校してきた卜部は、物凄い変なキャラ。

どれくらい変かというと・・・

▼授業中に、何もしてないのに大声で笑い出しちゃう。しかも倒れこむほど大笑いw


▼すっごい嬉しいことが起こると口から大量のよだれが出る、良くわからない体質ww


▼常にパンツに安全はさみを隠し持ち、はさみを使って何でも切っちゃうwww

どうですか、この謎っぷりw
これはほんの一部ですが、こんな子が転校してきたらみんなビックリするでしょう。

でも、それ以上にこの漫画が面白いのは、この謎の女子高生卜部が可愛いぃんです☆
もう、キュンキュンしちゃうくらい可愛いんです☆☆☆

そしてこの漫画の一番の肝が、「よだれを通じてコミュニケーションをとる」という・・・もう変態な漫画なんですw

男なら読んで下さい。
きっと損はさせませんッ!!

純粋・変態・恋愛漫画 「謎の彼女X」は絶賛発売中ですw


謎の彼女X(2) (アフタヌーンKC)
謎の彼女X(2) (アフタヌーンKC)
謎の彼女X(3) (アフタヌーンKC)
謎の彼女X(3) (アフタヌーンKC)

2011年5月8日日曜日

審美眼

 by:chantrybee


審美眼という言葉が最近キーワードになっている。

審美眼とは「美を的確に見極める能力」のこと。
何故この言葉が最近のキーワードかというと、大尊敬する荒木 飛呂彦先生のインタビューの中で以下の様なコメントを読んで深く感動したからだ。

以下、荒木先生のコメント
僕は『審美眼』で人は行動すべきだと思っているんですね。「美しさをどう判断するか」っていうか。自分が行っている行動は美しいのか、そうでないのか。ここで言う「美しい」っていうのは単に外見とかの問題じゃなくて、しっくりなじんでるかどうか、納得できるものかどうかということ。
勉強って、その『審美眼』を培うためのものだと思うんですよ。
フリーペーパー「NEWTRAL」より


▼プロの人たちは自分独自の「審美眼」を持っている。
色々な人たちに会ったり、本を読んで感じていたことなのだけど、プロフェッショナルと呼ばれる人たちは、その行動や意志に迷いが全く無い!
「何でこの人たちはこんなにも意志がブレないのか!?」
「素晴らしい経営者の人たちは取捨選択の判断基準が明確!どうやったらそうなれるんだろう?」
そんな人達に出会うと感動と共に、なぜそうなのか常々疑問を感じていた。
昨日紹介した漫画「栄光なき天才たち」の偉人たちもそうだけど、本当にプロの人たちは迷いが無いッ。
プロとまでいかなくても、この人安定感があるなって感じる人や、ふわふわしていない印象を受ける人達は、大体がこの自分独自の「審美眼」を持っている。
例えば、家族のいるビジネスマンや経営者の方は「審美眼」が明確だと最近は強く感じる。
仕事がいくら大変でも、しっかりと家族との時間を作っている経営者やビジネスマンは多い。
きっと彼らにとっての「審美眼」は、「家族を大切にすること」が美しいことであって、「家族を蔑ろにする」生き方は美しくないのだろう。
そういった「審美眼」を持っているからこそ、仕事にも責任を持って取り組む為、高みに上がっていくのではないか。


▼審美眼を培う為にはひたすら勉強!
恥ずかしながら、自分はまだ「審美眼」を持ち合わせていない。
なんとなくはあるが、前述した方々のような明確なものではない。


では、どうやったら自分独自の「審美眼」を持てるようになるのか?
荒木先生は、インタビューの中で「勉強は審美眼を培うためにある」とおっしゃっていました。
自分の行動や、物事を判断するための「審美眼」を磨くために勉強して欲しいと。
ここで荒木先生のおっしゃっている勉強とは、何も学問だけではないと感じています。
興味がある分野を掘り下げていくこと。
疑問に思ったことを調べたり、追求していくこと。
そういったことの積み重ねが「審美眼」を磨いていくのではないでしょうか。
「審美眼」は誰もが持っているもので、
それを磨くか磨かないかで輝きが違うのではないかと思うんですよね。


自分も自分自身の「審美眼」を日々磨いて、プロの方々のような迷いの無い意志を持てるようになりますッ!


かしこまり

知られざる名作漫画『栄光なき天才たち』


ここ1年間で新しく読んだ漫画の中で、個人的にNO,1の漫画がある!
その漫画の名は「栄光なき天才たち」だ。
どんな漫画かというと、実話を元にした偉人伝。
しかし、しかし、ただの偉人伝ではありません!
「栄光なき天才たち」はその名の通り、様々な理由から歴史の影に埋もれてしまった人たちを取り上げている漫画で、通常の偉人伝とは異なった作品なのですッ!!
既に絶版になっているので、中古でしか手に入れることが出来ず、中々お目にかかることができない漫画です。しかし、是非読んで貰いたいと思えるほど、本当に素晴らしい漫画なのです!

▼25年経っても評価され続ける隠れた名作コミック
「栄光なき天才たち」は、1986年から1992年まで週刊ヤングジャンプで連載されていた漫画です。
単行本は全17巻(自分は未だに3分の1しか集められていません(涙))。
続編として、『新・栄光なき天才たち』があり、さらに2009年に『栄光なき天才たち2009』が、2010年には『栄光なき天才たち2010』が連載。
25年以上も前の漫画ですが、読者からの要望も強いようで、少しずつ連載が続いているようです。

原作者の伊藤さんは、現在、千葉大学人工システム科学専攻教授を勤める程のバリバリの科学者。その為、漫画の中で取り上げられている天才たちも理系の方が多く、それがこの漫画をより一層面白い漫画にしています。

自分が特に好きなのが、ファンの間でも人気が高いのが8巻の「宇宙を夢みた男たち」。
この巻では、アポロ11号が月に行くまでの歴史が描かれています。
早すぎた天才と呼ばれるロケット工学の礎を築いたロシアのツィオルコフスキーから始まり、人類史上初めて液体燃料ロケットの打ち上げを成功させたアメリカのゴダード。フォン・ブラウンの師であるオーベルトまで。
ロケット工学が学問として誕生した瞬間から、第二次世界大戦時の時代背景、そして有人宇宙飛行計画が何代もの天才たちの志によって実現したモノだという事を知ることができます。

もうね、感動ですよ、感動!
アマゾンのレビューを見ていただければ、どんなにこの漫画の評価が高いか分かると思います。

この巻は復刻版も出ており、アニメ化されているほどです。
是非一読をオススメします。損はさせません!


▼天才たちの物語は、嫌いな分野のことでも人の心を感動させた!
自分はスポーツが超がつくほど苦手です。
その為、スポーツには全くと言っても良いほど興味がなく、スポーツ漫画も殆ど読んでいません。
しかしながら、そんな自分でもこの「栄光なき天才たち」で紹介されているスポーツ選手のストーリーには心が動かされました。

巨人の伝説の投手 沢村 栄治。沢村の背番号14番は日本プロ野球史上初の永久欠番に指定されているのですが、その理由もこの漫画を読めば納得がいくほど良くわかります。
読んでいて自分も球場で応援しているような錯覚に陥ったほど、世界に入り込みました。

東京オリンピックで活躍した、伝説のマラソンランナー 円谷 幸吉。
彼の生涯の物語を通じて、自分は走ることの素晴らしさを知ることが出来ました。


▼人生ほど面白い物語はない!
この漫画からは本当に深い、人生の本質のようなモノを学べる気がします。
その中で自分が感じたことは「人生ほど面白い物語はないんじゃないか」ということです。
当たり前のことですが、心からそう感じさせてくれます。

この漫画で紹介されている天才たちは、様々な理由で日の目を浴びなかった天才たちです。

「才能が必ずしも人を幸福にはしない」という、ある種の厳しさや切なさを教えてくれるだけでなく、 
それでも彼等は輝いていたんだよッ!と教えてくれる。

そんな希望を与えてくれる漫画です。

こういった漫画を読むと、自分の人生にも力が入るってもんです☆
みなさん、是非ご一読を・・・


かしこまり

2011年5月4日水曜日

コミックマーケットとソーシャルメディアの意外な共通点 ~主客一体の価値観~



昨日は、コミックマーケットの創立の一人、米沢嘉博さんの米沢嘉博記念図書館に行ってきました。

米沢さんはコミックマーケットの創立メンバーの一人であり、現在ではかなり有名なコミックマーケットの理念を形作った方として有名です。
漫画の単行本から雑誌、アニメ雑誌や設定資料、また米沢さんは漫画評論家としても活躍されていたので、数々の著書を出されており、それらの膨大な蔵書を読んでいるとあっという間に時間が過ぎてしまう環境でした。
自分の様な人間にはたまらない環境で、ちょくちょく通おうかと思っています♪

その中で、「マンガ・アニメ・ゲーム・フィギュアの博物館学」という本の中に、コミックマーケットの理念や目的が書かれていて、それを読んで感動しました。
コミックマーケットの理念や目的については、こちらのブログで詳しく紹介されています。
コミックマーケットの「理念と目的」


▼全ての人が参加者であり、参加者全員は全て平等
自分はコミケに参加したことが一回しかありませんが、理念を持って運営されていることを本を読んで知り、驚きました。
企業運営もそうですが、理念がないと継続性がないのは当たり前のことで、コミケもここまで継続して大規模な即売会になっている根本には、この理念があったからなのではないかと思いました。

読みこんで行くと、かなり熟考して理念、行動指針が書かれていることがわかります。

中でも、個人的に刺さったのは以下の3つ!
・「出会いの場を提供し、・・・コミュニケーションの場・・・としての意味も同時に持つことでしょう」
・「コミケットをとり行うのは全ての参加者であるというのが基本であり、参加者全員は全て平等であらねばなりません。」
・「コミケットという場をより可能性のある物にしていく為に、参加者は全員、場を維持していく立場で参加してもらう事になります」

この3つの理念を読んだ時に感じたことは、「コレってソーシャルメディアにも言えることなんじゃないか!?」ってことでした。


▼ソーシャルメディアは「個」の時代の始まり。全員が参加者!
最近話題のソーシャルメディア、すっかり聞きなれてきました。

このソーシャルメディアは「個人」がもの凄くフォーカスされるツールであり、
「個人」が参加者にも傍観者にもなれることが凄いのではないかと思う。

今までは「マス」の時代だったので、「個人」の力は弱かったし、「個人」が参加者となれる機会が少なかった。
しかし、ソーシャルメディアはそれを可能にした。
だからこそ、どんどん広まっているのではないか。

誰もがソーシャルメディアを使っていくと、今度はそこに一種のモラルや理念が生まれてくる。
現在、自分がtwitterやfacebook等のソーシャルメディアを使って感じていることは、
①ソーシャルメディアは出会いの場、コミュニケーションの場であり、
②ソーシャルメディアは全員が参加者であるということ。
③ソーシャルメディアの参加者は全員、場を維持していく立場で参加していること。
といった理念のようなもの。
本当にコミックマーケットの理念と同じことを感じています。

①の「出会いの場、コミュニケーションの場」というのは説明の必要がないくらい、ソーシャルメディアを活用している人達には当たり前になっている。
自分もtwitter経由で何人もの人と知り合うことが出来たし、知人や友人とのコミュニケーションはより活発になった。
②については、twitterを情報収集の為だけに使っている人もいますが、リツイートをしたり、他の人のを見ているうちに自分が情報発信者側になっている人も結構しっています。
③については、現時点でtwitterはかなりモラルがある環境だと思っています。ガセやデマが流れてもすぐに発見され、修正される。これは他のソーシャルメディアにも言えることだと思うのですが、これは正に、参加者が全員が場を維持していく立場で参加しているからではないでしょうか。


▼これからの時代は「主客一体」の価値観を頂いて生きる
「個」の時代ということは、いつでも自分が「主役」になる可能性があり、「客」になる可能性もあります。
そんな時代に重要になってくる価値観は「主客一体」という価値観なのではないかと考えています。

主客一体とは、
禅に由来する言葉・価値観で、客のおもてなしというのは招く主が一方的に行うものではなく、招く側(主)と招かれる客が協力し、ともに一体となって作り上げるものであるという価値観です。
そこでは主と客の間に、その場で生み出される何か(ソーシャルメディアで言えば情報、コミケでは創作物)に対する共感がなくてはならない。
お互いが共鳴しあってこそ、主と客がおもてなしの場を共有し、一体感を感じ、すばらしい芸術を生み出すことが出来る。
※参考文献:キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)

ソーシャルメディアは、自分が「主」であることもあれば「客」であることもあり、それは頻繁に変わります。
とあるコミュニティでは自分が「主」であるのに、別のコミュニティでは「客」となる。
属するコミュニティによって自分の立場が変わることが日常茶飯事です。

だからこそ、常にこの「主客一体」と価値観が必要なのではないでしょうか。
自分が「主」であるときも、「客」であるときも、「主客一体」の価値観の上で行動をしていたら、どのコミュニティでも素晴らしいモノが生まれるはずなのです。

自分の様な人間は、たまに客であることを良い事に調子に乗ってしまうことがありますが(ダメですいません)、そうではなく「主客一体」の価値観を常に意識して行動していきたいと思います。


かしこまり

キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)

2011年4月21日木曜日

確信を持つための行動法則

「確信」って感じたことあるでしょうか?

確かであると信じること。

自分は過去にこの「確信」を持って行動が出来ていた時期が何度かあるのですが、
なぜ「確信」を持って行動が出来ていたのだろう?
逆に「確信」を持って行動が出来ていない時期ってどんな時だろう?ってふと考えました。


▼苦しんだ結果が「確信」に変わる。
そもそもこれってもの凄く自己中心的な考え方の典型なので、誰かに証明して貰うことが不可能な概念だと思います。
しかしながら、「確信」があると、自分の行動に勢いがつき、人生にドライブが掛かります。
自分の場合は「自分が登っている山はこの山で良いんだッ!」といった、行動に対して「確信」を持つことが多かったです。



では、なぜ何かに対して「確信」を持つことが出来るのか。


それは「確信」を持てない時にもがいて、もがいて、もがき苦しんだ結果、
苦しみが「確信」へと変わるのではないかと思うのです。

そう、「確信」を持つ為には、何かに対して真摯にぶつかって行動していかなければいけません。
その為には、大量行動の法則にのっとって、たくさん行動しまくることが一番です。

営業で数字が上がらない時。
そんな時こそ行動をしまくって、もがき苦しんだ結果、勝ちパターンが見えてきて、それを継続し、成果が上がれば、その行動が勝ちパターンだと「確信」が持てます。

仕事が嫌になった時や自分の人生に悩んでいる時も、
まずは色んな本を読みまくったり、目上の方々の話を聞きまくったりすることで、
自分の今後の歩むべき道に対して「確信」を持つことができます。

屈まないとジャンプできないのと同様に、「確信」を持つ為にはもがき苦しむ時期が必要なんですね。


▼「確信」を持てない時は、安定思考になっている。
一方で、そんなことを感じていない時期もありました。
もがき苦しんでもいない。かといって、自分の行動に「確信」がある訳でもない。

そんな時のことを改めて振り返ってみると、「安定思考」になっていた。
この一言に尽きると思います。

別に安定が悪いと言いたい訳ではないのですが、少なくとも自分の場合はまだ安定を求めるには早すぎると考えています。

自分の行動に「確信」を持てない時は何かがある。
それは「安定思考」に頭が切り替わってしまっている兆候だと、自分の場合は考えられます。

頭の片隅に「安定を求めている自分」がいることを自覚することは非常に重要。

そこが見えれば、後は対策を考えておくだけです。

そんな風に自己分析をしながら、今日も一日一日頑張って行動して参ります。



かしこまり

2011年4月20日水曜日

The Last Run -STEEL BALL RUNと共に歩んだ人生-



本日発売のウルトラジャンプ5月号で
STEEL BALL RUN -ジョジョの奇妙な冒険Part7- が最終回でした。

これは買わなきゃいけない、読まなきゃいけない。

帰宅後、熟読。

熟読、、、、

「え!?」って、感じだった。
ネタばれになるので詳しいことは書けないけど、自分に取っては予想外の最終回だった。

でも、もの凄くいいッ。

もの凄く「いい」最終回だった。

STEEL BALL RUNを読んでいて一番楽しかったのは、
荒木さんと一緒に成長できたって感覚で読めたこと(かなり激しい思い込みですがw)。

STEEL BALL RUNは最初の頃と比べると
ずいぶんと絵柄もコマ割りも変わってきている。
新しい表現技法が取り入れられて「荒木さん、挑戦してるな!」って感じられたり、漫画のキャラクターが成長していくのをリアルタイムで読みながら体感できたのは、本当に面白かった。
何よりSTEEL BALL RUNの連載とあわせて自分も大きく成長した。

STEEL BALL RUNの連載開始した時は、自分は高校を卒業頃だった。
そんな自分も今ではビジネスマンだ!

STEEL BALL RUNが連載していた7年間、自分の人生でも大きな大きな7年間だった。

最後のジョニーの船上での回想シーン、、、ものすっごい共感できる!
まるで自分のようにw


自分は、本当にジョジョと共に人生歩んできているだなって実感しました。


しかし、荒木さんの新しい挑戦、第8部の連載が来月号よりスタートする。
何の因果か、自分もまた新しいチャレンジが始まっている。
心の師匠を見習って、自分も常にチャレンジしていきます!

そう、それが人生賛歌なのですから。


かしこまり

2011年4月19日火曜日

テキストに感情を埋め込むスキル

アメリカの心理学者が提唱した「メラビアンの法則」という法則をご存知でしょうか?
感情を人に伝えるとき、話し手の「何」が聞き手に大きな影響を与えるのか。
そのことを分析した法則です。

この法則によると
「言葉 7%」
「声の大きさや抑揚 38%」
「表情や身振り手振り 55%」 なんだそうです。

つまり、表情や身振り手振りによって半分近くのことを聞き手に伝える事ができ、
後は声の大きさなどで80%聞き手に思いを伝えることができるということです。

言葉って全然影響していないんですねw

これは営業にもよく言われていることらしいのですが、
上手く説明が出来たり、話せたりするよりも、ジェスチャーや声の大きさを意識して教育会社が多いそうです。
そうすると、このメラビアンの法則の通り、相手に伝える印象は格段に良くなるわけですね。

こういった法則を知ると、「よっしゃ!明日から人と話すときは表情や声の大きさなどを意識しよう!」ってなるかと思うのですが、現代人の生活の中でこの法則が通用しないコミュニケーションがあります。
そう、それは「ネット上で相手に思いを伝える」という行為です。


▼ネットのコミュニケーションスキルとは「テキストに感情を埋め込む力」!
ネットでは、メラビアンの法則は殆ど役に立ちません。
なぜなら、ネット上のやり取りは基本文字(言葉)ベースだからです。
ネットで表情や声の大きさを相手に見せる動画やビデオチャットがありますが、これもまだまだ一般的ではありません。
メラビアンの法則で大部分を占める表情や声の大きさを使えないとなると、
ネット上ではリアルでのコミュニケーションとは全く違ったコミュニケーションスキルが求められるということです。

じゃあネットでのコミュニケーションスキルって何だろう?

そんなことを前々から考えてはいたのですが、やはり人生の先輩がその答えを教えてくれました。
鮒谷さんの書籍「かけ算思考で全ては変わった」に書かれているのですが、
それは「テキストに感情を埋め込む力」だと。
読む人の心を捕えるか、捕えられないか。
温かみのある文章になるか、無機質な感じがするか。
ネットにおけるコミュニケーション力は、まさにその違いにかかってくる。

自分はビジネスでやり取りするメールのやり取りが非常に苦手でした。
なぜなら、この感情を埋め込むことが非常に苦手だからです。
どうも無機質な文章になってしまい、相手に思いを伝えられない。
だからついつい電話に頼ってしまっていました。

しかし、twitterを初めたこともあって、今まで以上にネット上でのコミュニケーションをするようになり、よりネットでのコミュニケーションスキル = テキストに感情を埋め込む力 が必要だと最近感じていました。

その為に、こうしてブログを書きながら日々模索をしているわけなのですが、まだまだ感情を埋め込めてないですね。
日々精進です。


かしこまり


2011年4月17日日曜日

「強かさ」が成功への鍵


「お前はもっと強かさを身に付けろ。 でないと、社会で上に上がっていけないぞ。出来るやつらはみんな強かさを持っている。」

これは2年ほど前に、当時の上司(元リクルートスタッフィングのトップ営業マン)に強く言われた教えです。
当時は、「はいッ!がんばりますッ!!」と言ってみたものの、あまりピンと来ていなかった。
しかし、最近はこの元上司の教えの意味が少しずつ理解出来てきているような気がする。

自分なんかはミーハーな所がある為、ついつい新しいモノや話題のサービスに目が言ってしまう。
しかしながら、話題になったけど売れなかったアーティストや商品、
注目を浴びて最初は爆発的に売上を上げたけど長く続かなかったサービスなど、
一発屋的なモノやサービス、成功しなかったモノやサービスはどこの世界にも存在します。
それらが長く続かなかった、継続することが出来なかったのは色々な理由や環境要因があるとは思うのだけど、それは強かさが足りなかったのではないかと最近思うのです。


では、「強かさ」とは何なのか?


したた‐か【▽強か/▽健か】
1 粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。しぶといさま。 「世の中を―に生きる」「―な相手」

2 強く、しっかりしているさま。 「―な後見役」「―な造りの家」

3 強く勇猛であるさま。 「力が強く勇気があって―な豪傑である」〈魯庵・社会百面相〉
[派生] したたかさ[名]

そう、粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。これぞまさしく「強かさ」ではないでしょうか。

誰から何と言われようが結局決めるのは自分です。行動するのは自分です。
そして、モノやサービスを人に届ける際に必ず必要な「営業」という行為。
この「営業」に求められるものが強かさです。

断られても粘り強く行動する。
誰から何と言われようとも気にせずに行動する。
値引き交渉されても圧力に屈しない。

そういう人が成果を上げる。

強かな人が成果を上げる。

誰でも、人から批判をされたりするのは嫌なものです。
しかし、成功している人たちは批判をされても強かに対応しています。
政治家もそうでしょう。
強かさがなければ出来ない仕事だと思います。

2年経ってやっと気づいたこの教え。
目上の人からの教えを今一度、真摯に捉えて、「強かさ」を意識して行動していこうと思います。


かしこまり

2011年4月16日土曜日

「不」の付く日本語を集めよう

タイトルは、リクルートの伝説男 くらたまなぶさんの書籍より抜粋l。


最近、本当の本当にゼロベース思考で物事を考えるにあたって、自分と同じような環境・条件でゼロベースから何かを成し遂げた人がいないか・・・って考えた時に思い出した一冊。

今読むともの凄い参考になることだらけ。
参考なんてレベルではなく、感激に近い!

とにかく聞いて聞いて聞きまくる姿勢。
本当の、真の顧客思考とはこういうことかと教えてくれる。
この本を読むと以下に、顧客が無いサービスを自分が考えようとしていたか、
以下に自分(たち)よがりのサービスを作ろうとしていたか・・・。
思考に気合が入る。

以下、書籍より抜粋。

▼ターゲットなんて存在しない!顔の見える個人の怒りや悲しみを笑顔に変えることがヒットへの道だ。その為には、聞いて聞いて聞きまくれ!

▼人が先に在るんです。テーマは先には生まれてきません。人間が先にあって、そして話を聞く中で見えてくるものです。生物学と一緒ですよ。赤ん坊は生きるテーマを決めて生まれてはきません。

▼ヒアリングのポイントは、いい話よりも悪い話を聞くと生み出せるのです。

▼「不」のつく日本語を集めるんです。不平、不満、不自由、不機嫌・・・。「夢より愚痴」、「ニーズよりコンプレイン」この方法でヒアリングを続けて不平不満ランキングを作る。

などなど。

どんなサービスでも、お客さんの何かを解決するためにある。
そんな当たり前のことを教えてくれる。
お客さんなしではサービスはなりえない。

結局、上手くいっていないサービスは、発送の起点にお客さんが存在していないのではないだろうか。

まずは、くらたさんを徹底的にパクッて行動していきますッ!!


かしこまり

2011年4月14日木曜日

因数分解



昔の社長に良く言われていたのが、「物事を因数分解しろ」という教えだった。

どういうことかと言うと、世の中のどんな事象も単純な対象の数式で表せるということ。
「みんな難しく考えすぎる」ということをよく言っていた。

例えば、今より売上を増やすにはどうすればいいか?
これを因数分化してみると、

顧客数 × 一回の購買金額 × 購買頻度 = 売上金額


といった形で因数分解して表すことができる。
さらに注目すべきは掛け算であるということ。

どれか1つを爆発的に改善する必要はなく、一つ一つを少しずつ改善するだけでも大きな効果がでる。
仮に上記の公式を0.1づつ増やしたとすると、


1.1×1.1×1.1 = 1.331


0.1づつ改善しただけで、売上は0.331増える。
0.1くらいだったら改善できるかも・・・って思える。
この出来るかもって思えるレベルまで落とし込むことが需要なんだと社長は言っておりました。


本当に説明の上手い人や、成功者の人たちはこの因数分解がしっかり出来ているケースが殆どだ。
どんな複雑なことでも、シンプルに説明出来る。
だからこそ、問題点も直ぐにわかって、対応が出来る。

ここ最近、この因数分解の意識をすっかり忘れていた。
よし、また今から意識することが一つ増えたぞ!

中学生からやり直しだ!




かしこまり

2011年4月13日水曜日

自分なりの論と説を持つ

自己の哲学や世界観を深め、そしてそれらを固め、自分なりの論と説を持つ。
すると自然と話す内容に魂がこもる。
そして、それが人の心を動かすんだと今日改めて実感した。

自分なりの論と説を持つ為には、生半可なことでは到底到達できない。
100%を超えなければその境地にはたどり着かない。
今日は重要なミーティングの為に、自分なりの論と説を導き出すために、
前日から徹底して準備を進め、早起きし、移動中も、トイレの時も、徹底的に考えて考えて行動した。

その結果として、目上の人から貰った言葉(ある種の成果)は自分の宝物だ。
こういった小さな達成感の積み重ねが、自信に繋がっていくのだと実感している。

自分の力を使い切って出したモノは、きっと魂がこもっている。語れるはずだ。
どんな事でも語れるということは、それについて自分なりの論と説を持っているということ。
それは仕事でも遊びでも同じ。
逆に語れないのであれば、論も説もないということだ。

仕事において人を動かすというのは非常に重要なこと。
その為に、自分なりの論と説を持って語れるようになろう!なっていこう!


かしこまり


デール カーネギー,Dale Carnegie,山口 博
創元社
発売日:1999-10-31

2011年4月11日月曜日

情熱を感じるポイントを探せ!



「情熱」の力の凄さを知らない人はいない。

自分が「情熱」を注げるものの話をしている時は、きっとその人は活き活きしているはずだ。
そして、その活き活きしている姿は人に影響を与える。
影響を与えられた人は、それに感化されて行動を変えるようになる。

「情熱」を持って人に接すると、「情熱」を受けた人は全力でぶつかってきてくれる。
その健全なぶつかり合いこそが人を成長させ、そして「情熱」をより燃え上がらせることになる。
「情熱」の炎がドンドン大きくなってくると、「情熱」が『成果』という形で現れる。

一方でこう疑問に思う人もいるだろう。
自分は「情熱」を持てるものがない。
今やっていることに「情熱」を感じられない。等。

そんな時は一度立ち止まって考えて見て欲しい、

自分の人生でどんな時に「情熱」を感じていたのか。
どんな事に「情熱」を感じていたのか
どんな状態であれば「情熱」を感じられるのか。
「情熱」を持つ為に必要なものは何なのか。

深く、
深く考えていくと、きっと意外とシンプルな答えが出ると思う。
その答えを大切にして欲しい。
その原因を受け止めて、情熱への足掛かりとして欲しい。


自分はすっかり「情熱」を失っていた。
いや、失ってはいなかったが、中途半端な熱を持っていてそれで満足してしまっていた。
そんなんじゃないだろ!
中途半端な温度では水は沸騰しない。
80度でも99度でも沸騰しないのであればどっちも大差ない。

100度、、この100度を超えられるかどうかがだ。

失敗も同じ。
行動した先に在るモノが仮に失敗だったとしても、
80度の「情熱」で行動した失敗と、
100度の「情熱」で行動した失敗では、その先の成果が全然違う!

失敗するなら100度以上の情熱だ!
行動するなら100度以上の情熱だ!!


常に自らに問う、「お前は今何度だ!?」


かしこまり

2011年4月10日日曜日

成果の出ない人の落とし穴

愚直という言葉が最近の自分のキーワード。



  ぐ‐ちょく 【愚直】
 [名・形動]正直なばかりで臨機応変の行動をとれないこと。また、そのさま。ばか正直。「―に生きる」


一見すると「臨機応変で行動がとれないって全然ダメじゃないか!」って思うかもしれないです。
しかし、その後にある「ばか正直」っていう部分がかなり重要なポイントなんだと実感しています。


自分も良く陥りやすいのですが、頭でっかちになってしまって「バカ正直」に物事を捉えられない為に、行動に制限をかけてしまうことが結構あります。
変に情報をインプットしているが為に、それが行動をしていると錯覚してしまって、実際に全く動けていない状況。

先日とある人生の先輩とお話をしていた時にこの話になったのですが、最近はそういった若者が増えているのではないか、とご指摘を受けました。
少なくとも自分は思い当たる節が大いにあった為、ご指摘を真摯に受け止め、それから色々と考えておりました。

そんな時に自分のそんなモヤモヤを解消してくれるブログを発見!!
サイバーエージェントの藤田さんのブログなのですが、こんなことを書かれています。
愚直
※別の方でも愚直について良い記事を書いています「愚直について考える。」

このブログの中で藤田さんは、
「頭が良い事と仕事で成果を出せことは全く別」 とおっしゃっております。

また、「最初はそれ(愚直だけ)でいいですが、もちろん最終的には愚直なだけではダメです。」ともおっしゃっています。


▼まずは愚直に。その他のことはその後。
つまり、どんなことでも最初は成果の出るまで愚直に物事に取り組むべきなんですよね。
そして、その次のステージで愚直以外の武器が必要になるわけです。

最近はtwitterをやっているだけでもかなりの量の情報に触れることができますし、勉強会やセミナーも多く、情報を得る機会は格段に増えています。
そういった情報や人に触れることで、頭は格段に鍛え上げられ様々なアイディアが出てくるとは思います。
しかし、しかし、そうやって鍛えられた頭脳から出てくるアイディアの数々は、実行して成果につなげていかなければ実現はしていきません。
アイディアには大きな価値はなく、そのアイディアを実現させることに大きな価値があります。
では、アイディアが実現した時はどんな時なのでしょうか?
それは「成果」を出せた時だと思います。
何を成果とするかはケースバイケースですが、売上なのか会員数なのか販売数なのか。自分たちで設定した成果を達成した時こそ、アイディアが実現した時なのではないでしょうか。

まずは「愚直」であることが上に上り詰めるためのキーワードだと思っています。

(思考+行動)×愚直さ = 成果

今期のテーマは「愚直に愚直にバカ正直に」がモットーです!」



かしこまり

2011年4月9日土曜日

『胎動』


車輪がレールに乗った。

歯車がはまった。

ピースがそろった。

この感覚は色々な表現方法があると思います。

準備してきた事や、一見無駄とも思えるような事象がピタリとはまり、
点と点が繋がって1つの線になる感覚。
そんな感覚を今日は体験することができた。

そういえば、ジョジョ28巻でDIOがこんなことを言っていた。
「ある日時の歯車がガッシリと「世界(ザ・ワールド)」とかみ合ったのを実感した
  暗闇に光がさし込むような実に晴れ晴れとした気分だった・・・・・」 と。



そう、正にそんな気分だ。
DIO様、素晴らしい表現w

まだまだ何も出来ていないけど、一歩一歩前に進んでいるんだってことを実感。

これから2秒、3秒と長く時を止められるように・・・じゃなかったw

少しずつ形にしていけるように、より具体的に行動していきます!


かしこまり

2011年4月8日金曜日

普遍的なモノはシンプル



本日は、中国と日本をつなぐビジネスをしている経営者の方とお食事。
色々と話が盛り上がりました。

その中でちょっと面白いなぁって思った話がありました。
それは、株式会社GT-Agency さんという会社がいかに凄いかというお話。

この株式会社GT-Agencyさんは、
iPhoneアプリの紹介サイトとして有名なAppBankの村井さんが代表をされている会社です。

で、この会社の何が凄いかというと、徹底して考え抜かれたビジネスモデルです。
事業内容としては、占いコンテンツを企業やユーザーに提供しているだけなのですが、
この占いというコンテンツはかなり人気があるそうで、誰でも朝起きたら今日の運勢をチェックしたりするなど、占いはついついチェックしてしまう人が多いとか。
それをサイトやメルマガ内にASPとして簡単に導入できるという仕組みで、これがかなり多くの企業に導入頂いているそうです。
価格もかなり考え込まれていて、気軽に導入できるように低コストで提供。
その為、営業活動は一切せずにサイトからの申し込み対応のみ。
アフターフォローも電話のみしか受け付けず、直接行って説明なども決してしないそうです。
また、一度導入されると解約されることも少なく、継続的に月々の収入が入ってくるという、かなり堅実なビジネスモデルのようです。
「占い」というコンテンツ自体が、季節や景気などの環境要因に左右されにくく、且つ様々な種類のサイトに反映しやすいコンテンツということも、導入企業数を増やし続けている理由なんだとか。

この話を聞いたときに、「占い」という普遍的なモノのシンプルさを実感し、それと同時にシンプルにすることの大変さも感じました。

昨年末までシブカサというサービスの立ち上げ・運営に関わっていたのですが、このシブカサというサービスも「雨が降ったら傘を差す」という、昔から殆ど変わっていない普遍的なコンテンツである「傘」に注目して作ったサービスでした。
シブカサは「レンタル傘」という解りやすい仕組みと、「おしゃれなデザイン」、そして「リユースのビニール傘」という3つの要素が上手く絡み合った結果、ここまで広がった仕組みなんだと思います。
そして何よりもシンプルなサービスだった点が良かったのではないかと思っています。

今日、@IHayato さんもtwitterでつぶやいていましたが、
シンプルさ × クリエイティビティ × コーズ = クチコミ発生量であると。

シブカサは確かにこれを満たしているなと感じると共に、
この3つの要素のなかで 「シンプルさ」 というのが一番難しいのではないかと思いました。

世の中には結構シンプルではないサービスや言い回しが多いですよね。
それらをシンプルに表現できるようになるまで、徹底的に考え抜き、研ぎ澄ましていくことが、成功の一番の要因なのではないかと感じています。

何もサービスに限った話ではなく、人の価値感や企業理念もそうなんだと思います。

まずは自分自身が、自分がこう在りたいとか、こんなことを考えていると、もっとシンプルに言える様に、日々研ぎ澄ましていかなければいけませんね。


かしこまり

2011年4月7日木曜日

約束しよう!コミットメントしよう!

最近、ありがたいことに、目上の方々に色々とご相談させて頂くことが多い。
やはり、人生の先輩方との真剣なお話は自分を成長させるなぁっと実感しています。
学んだことを自分の中により深く落とし込む意味でも、ブログに書いていきます。


▼あっても無くても出来ないヤツは出来ない理由を探してしまう。
大先輩の経営者の方からこんな話を頂きました。
よくバンドやダンスでステージに上がれない人がいて、そういった人たちに下手でもいいからステージに上がってみろっていうと、「経験を積んでから」とか「自分にはまだ早いです」何て言う人がいる。
仕事でもそれはあって、「お前このプロジェクトやってみろ」とか「起業しなよ」って言われて、同じように答える人は大変多いんだ。
こういった人に良く言うのは、じゃあどれくらい経験を積めばやるの? いつなら早くないの?って聞くんだ。そうすると、「自分には営業の経験が無いから」とか、「30歳までは色々なことを経験して、そこから独立します」とか言う。
で、不思議なことにそういった人たちが成長して経験を積んでも同じようなことを言うんだよ。
営業を経験した人が「自分はまだトップセールスになってません」とか、30歳を過ぎても「まだまだ人脈がないので、これからは人脈を作って独立したいと思います」とかね。
経験が無くても出来ない。経験があっても出来ない。こういう人たちは出来ない理由を探すのが得意なんだ。
確かに、難しい事や不可能だって思ってしまうことが世の中には多いけど、でも否定から入るんじゃなくてどうやったら出来るだろうって考えなきゃね。


この解決策は「期限を切ること」、そして「それをコミットすること」

先ほどの例で言えば30歳で独立するというのは、期限を決めている為、一見素晴らしく見える。
しかし、その目標に対してコミットしていないのがダメ。
期限を決めたら、それに対してコミットしなければいけない。
期限までにそれをやるということを。


そんなお話を頂き、自分は正直ドキっとしました。
全然コミット出来ていないなと。
期限を切ることは意識していましたが、それがコミットすることに繋がる訳ではない。
次はコミットを意識する段階ですね。
自分との約束をコミットすること。


まずはブログを書き続けることをコミットしますw




かしこまり

2011年4月6日水曜日

評価経済社会について講演会を聞いてきた

今日は、オタキングこと岡田斗司夫さん( @ToshioOkada )と堀江貴文さん( @takapon_jp )の講演会「評価経済社会 僕らは世界の変わり目に立ち会っているに参加してきました。
以前より注目していた岡田さんの著書をベースに、話題の堀江さんを交えたお話だったのですが大変学びが多かったです。

評価経済については、佐々木さんや田坂さん等、結構色々な人たちが同じような事を言っています。これからは人からの評価が判断基準になる時代だと。
既に評価経済の1つの象徴としてソーシャルネットワークの台頭があります。
人と繋がり、情報を共有することで、その情報についてイイね!やリツイートといった評価をする。
そのイイね!やリツイートなどの評価が多ければ多いほど注目を集めていたり、良いサービスとして評価される。
今までの貨幣経済ではお金の値段が価値基準であったのに対して、これからはこういった評価が貨幣に取り変わって生活の価値基準になってくるだろうと。
そんなお話を軸に色々ざっくばらんな内容の講演会でした。




▼情報をディスクローズする。
評価経済においては、自分の情報を出来る限りオープンすることが当たり前になる。情報をオープンにすることで、それに対して「イイね」とか、「この情報ならこの人」とか評価を貰えるからだ。


個人個人の情報について「今ネットで実名を出すのが怖い」とか「位置情報を公開するなんて考えられない」と言われているけど、岡田さんや堀江さんは情報を公開していくことは、評価経済を考えると当たり前になるだろうと言っていた
実際情報をオープンにすることでデメリットは思っているほどなく、堀江さんは「自分はかなりディスクローズ(情報をオープン)しています。賞を貰いたいくらい情報をオープンにしていますw」何て言っていました。
以前は「手紙に比べてメールは心がこもっていないから普及しない」と言われていた。しかし、今はかなりの人がメールを活用している。デメリットが殆ど無く、メリットが大きいから。
ソーシャルメディア上での個人の情報も同じように当たり前に公開されていくものになるとお2人は予測されていました。




▼評価を得るためには注目を集めよう!
じゃあ、多くの評価を得る為にはどうすればいいのか。
評価の前段階には注目がある。
注目 ⇒ 評価になると岡田さんはおっしゃっていました。
注目を集め、その人自身のパーソナリティや提供しているサービス・コンテンツを知ってもらう(評価してもらう)ことで、価値があるかどうかを判断してもらう。

堀江さんは講演会や書籍を出版する事で注目を集め、メルマガの購読に繋げる。
岡田さんも、書籍の出版や講演会(岡田さんは全て無料)で行う事で、オタキングEXの社員入会へと繋げる。
例えば堀江さんの場合は、無料で書籍を販売して、仮に10万部本売れたとする。そのうち1%の1000人が有料メルマガに興味を持ち、その内の20%が入会してくれたとすると、年間で約200万円の固定収入ができる。

岡田さんも同様で、二人とも注目を集めて、自分達に価値があるかを評価してもらい、価値があると感じた方に有料のコンテンツを提供している。
これからはそうやってお金を得る人が増えるのではないかとお話していました。



▼ディズニーもガンダムも注目 ⇒ 評価の手法を使っていた
初期のウォルトディズニーはライセンス料を貰っていなかったそうです。その為、色々な会社が自由に商品を企画・販売することができ、それで一気に知名度が上がったそうです。
また、ガンダムも同様で、当時マジンガーZなどのロボットアニメがブレイクしていて、マジンガーZは雑誌に掲載するだけでもライセンス料が必要だったそうです。そこで、ガンダムはライセンス料なしという戦略を打ちたて、アニメ雑誌やテレビ局がライセンス料が掛からないなら載せて見るかってな幹事で広まっていったそうです。だからガンダムは再放送が多く、それでブレイクに繋がったとか。


ライセンス料をなくすことで注目が集まる ⇒ それによって作品自体が評価 ⇒ ブレイク!
という流れ。
そういった以前よりある仕組みが、ソーシャルメディアによって個人でも行いやすくなり、より加速されていく。


そんな時代だからこそ、人から評価を集められるような変な人や、サービス、コンテンツを持っている人が今後生き残っていく。
逆に評価を得られないようであれば、お金を得る事が難しくなるだろうと。


これからはドンドン仕事が無くなっていき、95%の人が定職がなくパートやアルバイトで生計を立てる時代がくるのではないかと、かなり厳しい予測を岡田さんはされていました。
残りの5%は評価を得られる変な人間ばかりだと。




岡田さんの予測が当たるかどうかは分かりませんが、今この時代が大きな歴史の転換期にいることは確かです。
その中でどう生きるか!?
少なくとも、経験や人脈(コミュニティ、友人との繋がり、地域との繋がり)といった目に見えない資産が今後キーとなる時代なのではないかと、改めて感じさせられる内容でした。


まだ本読んでいないので、今度読んでみようかと思います。




かしこまり


2011年4月4日月曜日

「漫画説法」で新時代の漫画の探し方を感じた


先ほどまでやっていた、
テレビ朝日の番組「漫画説法」( http://www.tv-asahi.co.jp/mangaseppo/ )を見た。

twitter上で始まる前から結構チェックしている人が多く、自分が漫画好きということもあって見て見たけど、個人的には面白かった。

この番組の本質的な面白さは、「人」というフィルターを通して漫画の楽しさを学べる点なんじゃないかなって思った。
番組を見ていて、「このお題に対してこれはないだろぉw」っという話は結構あったし、「ちゃんと漫画読んだのかな?台本なんじゃないの?」って感じの人も結構いた。その辺は漫画好きとしてはちょっとなぁって思う所もあったけれど、それも踏まえて、その漫画に対する人それぞれの価値観が垣間見えて面白かった。
良い悪いじゃなくて、今までとは違った切り口で漫画を見ることができる。
また、漫画ってどうしても「一人でする行為」だから、感動や情報を人と共有しずらい。
そこをお題に対して漫画で説法をするっていう見せ方は非常に面白いし、今のソーシャルメディアブームを考えると、漫画の読み方、面白さの伝え方をもっと幅広く出来るのではないかと感じる。

特に、女優 鈴木砂羽さんの驚異的なポテンシャルは凄かったw
「どす恋ジゴロ」出してくるとはねw
本当に好きなんでしょう「どす恋ジゴロ」。
あの人の語りっぷりを見れただけで個人的には満足でしたw

漫画や音楽ってどうしても偏りがちで、情報がタコツボ化しやすい。
そこを人と言うフィルターを通すことで新しい視野が広がる。
特に年齢層が違う方々の漫画の読み方、捉え方は非常に参考になるのではないかと思う。

個人ではそういった所に仕掛けて行きたいと考えているので、またすこしワクワクできた。

取り合えず、どす恋ジゴロを読もうw


かしこまり

2011年4月3日日曜日

攻殻機動隊3D映画を見て社会問題と都知事選について考えてみた。


攻殻好きとしてはたまらない、SSSの3D映画を新宿バルト9で見てきました!
3D映画はトロンに続いて2回目!
かなり期待して行ったのですが、期待を裏切らない素晴らしい映画でした!
感動です♪

考え抜かれ、細部まで徹底に徹底して拘った設定、専門家顔負けの情報の濃さ。
そこから生み出されるストーリーは政治、経済、情報戦からバトルまで幅広く、攻殻機動隊の面白さは語り出したらきりがない。

攻殻の面白さは実際に見てもらいたいのだけど、久しぶりにSSSを見て感じたことがある。


▼日本社会が抱える社会問題
攻殻では、現在の日本社会で起きている問題が、近未来にどのような問題に発展しているかをかなりリアルに描いている。

特にSSSで焦点が当てられたのは少子高齢化。
高齢化によって、ただ高齢者が増えるだけでなく、現在の離婚問題や晩婚化から、家族を持たないで老年を迎える人口が増えると予測し描いている。
また、少子については、親の環境の変化によって、幼児虐待や子供のうちに亡くなる子供が増えると予測している。
少子高齢化を加速させる社会システムになってしまっている。
子供が増えないと経済が発展しないので、必然的に移民を受け入れるようになり、そこにもまた様々な政治的な問題が起きる。

攻殻を初めてマンガで読んだのは中学一年生。
アニメをリアルタイムで見ていたのは高校1年の頃だったので、自分が大人になってこともあるのかも知れないが、前述したような様々な日本社会が抱える問題について、かなり深刻に考えさせられる作品でもあるなと、今回映画を見て感じた。

攻殻の作品の中では、それらの社会問題についての解決策は描かれていない。
そう、それらの解決策は僕らが考え、実行して解決していかなければいけない問題なのだ。


▼東京都知事選の前に見る価値あり
3/11の東北地方太平洋沖地震。
早や3週間が経とうとしていますが、多くの亡くなられた方、そして被災し、現在も苦労なされている方々を思うと、未だ、平静ではいられない気持ちになります。
しかし、これから起きるであろう地震の影響による経済的な3次災害、それによって増加が予測される失業者、自殺者。さらに原発問題。
まずは、これらの問題を自分たちは乗り越えていかなければなりません。

しかし、一見困難そうに見えるこれらの問題も自分は乗り越えられると信じています。
その為に、自分は自分に出来ることを一つ一つ確実に行い、将来もっと大きな形で貢献していきたいと考えています。

くしくも、来週4/10は東京都知事選挙。
日本の中心地、東京都の知事を決める選挙の前に、少子高齢化という社会問題を題材にしつつ、政治、経済、そして情報社会をリアルに描いた攻殻機動隊S.A.C SSS3Dは見る価値ありだと思います。




かしこまり