2011年2月20日日曜日

専門学校生の卒業制作マンガがかなり面白い!

とある専門学校生の卒業制作マンガがネット上で話題になっている。


T京K芸大学マンガ学科一期生による大学四年間をマンガで棒に振る 

色々な捉え方があると思うけど、自分は非常に面白いと思う!


このマンガで最後に山下さんが主人公に言うセリフは、男なら誰でも思い当たる節があるのではないか。


でも、、、ここに人生の本質がある。
これを受け止めて前に進めるかどうかで、より高みへいけるか行けないかという差になるのではないだろうか。
この言葉は重い。
本当に重い。
だからこそ、この言葉から学び、行動し、諦めないことで、その先まで突き抜けたい!
少なくとも、俺は感動した!
みんなにも是非読んで欲しいです。


▼マンガ制作の新しい可能性と収益性
このマンガが非常に面白いという感想もそうですが、それ以外にもう2つ注目すべき点があります。

1つは、このマンガが無料で読めること。
音楽も最近はストリーミングサイトがたくさん出てきて、良い音楽がタダで聞けるようになってきていますよね(samurai.fmとかsportifyなどなど)。

マンガやイラストも同様に、pixivパブーといった、無料でマンガを掲載できる場所・読むことができる場所がサービスとして出てきています。

「無料で漫画を読めるようになると、お金をどうやって稼ぐの?」って話になってくると思いますが、
漫画:ブラックジャックによろしくの作者 佐藤秀峰さんがフリーミアムモデルで新しい漫画のビジネスモデルを模索しているのは有名です。

参考記事

ラブひなやネギま!で有名な赤松健さんもJコミというサービスで新しい可能性を模索しています。

ただ、これらのサービスは既にプロ漫画家として活躍している人たちに適用するものであって、
今回のT京K芸大学~の卒業制作のように、一般紙で作品を連載したことが無い人たちには厳しいものがあります。
プロでない人たちに少しでもお金が入る仕組みとして、Glowのような仕組みがあるといいんだろうなって気がします。


二つ目は、WEBに公開したことによってユーザーからのフィードバックが得られることです。
最近のバクマンでもまさにネタになってますが、WEBに公開することで作品に対しての評価がもらえ、それをまた作品に活かすことができます。
すでにこのT京K芸大学~に関しても結構な数の読者からフィードバックがありますし、何より著名なプロ漫画家の先生たちからもフィードバックを頂いているのは大きいと思います。
「T京K芸大学マンガ学科一期生がマンガで4年間を棒に振る」漫画家先生たちの感想

ただ、炎上したりする可能性もありますし、WEBの特性として類友効果が働きやすく偏った読者からしかフィードバックが得られなかったりと、この方法が必ずしも良いとはいえないですが、自身の作品を外部に見える状態にするというだけで人間としての成長スピードは格段に上がると思います。
それが、作品にも反映されて良い作品が出てくるという良いスパイラルが生まれるのではないかと。


今後はこの辺に注目してみたいと思ってます。
なんたって、未来の漫画のあり方に関わることだし、未来のスタンダートになる可能性が高いですからね。


かしこまり

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