2011年4月19日火曜日

テキストに感情を埋め込むスキル

アメリカの心理学者が提唱した「メラビアンの法則」という法則をご存知でしょうか?
感情を人に伝えるとき、話し手の「何」が聞き手に大きな影響を与えるのか。
そのことを分析した法則です。

この法則によると
「言葉 7%」
「声の大きさや抑揚 38%」
「表情や身振り手振り 55%」 なんだそうです。

つまり、表情や身振り手振りによって半分近くのことを聞き手に伝える事ができ、
後は声の大きさなどで80%聞き手に思いを伝えることができるということです。

言葉って全然影響していないんですねw

これは営業にもよく言われていることらしいのですが、
上手く説明が出来たり、話せたりするよりも、ジェスチャーや声の大きさを意識して教育会社が多いそうです。
そうすると、このメラビアンの法則の通り、相手に伝える印象は格段に良くなるわけですね。

こういった法則を知ると、「よっしゃ!明日から人と話すときは表情や声の大きさなどを意識しよう!」ってなるかと思うのですが、現代人の生活の中でこの法則が通用しないコミュニケーションがあります。
そう、それは「ネット上で相手に思いを伝える」という行為です。


▼ネットのコミュニケーションスキルとは「テキストに感情を埋め込む力」!
ネットでは、メラビアンの法則は殆ど役に立ちません。
なぜなら、ネット上のやり取りは基本文字(言葉)ベースだからです。
ネットで表情や声の大きさを相手に見せる動画やビデオチャットがありますが、これもまだまだ一般的ではありません。
メラビアンの法則で大部分を占める表情や声の大きさを使えないとなると、
ネット上ではリアルでのコミュニケーションとは全く違ったコミュニケーションスキルが求められるということです。

じゃあネットでのコミュニケーションスキルって何だろう?

そんなことを前々から考えてはいたのですが、やはり人生の先輩がその答えを教えてくれました。
鮒谷さんの書籍「かけ算思考で全ては変わった」に書かれているのですが、
それは「テキストに感情を埋め込む力」だと。
読む人の心を捕えるか、捕えられないか。
温かみのある文章になるか、無機質な感じがするか。
ネットにおけるコミュニケーション力は、まさにその違いにかかってくる。

自分はビジネスでやり取りするメールのやり取りが非常に苦手でした。
なぜなら、この感情を埋め込むことが非常に苦手だからです。
どうも無機質な文章になってしまい、相手に思いを伝えられない。
だからついつい電話に頼ってしまっていました。

しかし、twitterを初めたこともあって、今まで以上にネット上でのコミュニケーションをするようになり、よりネットでのコミュニケーションスキル = テキストに感情を埋め込む力 が必要だと最近感じていました。

その為に、こうしてブログを書きながら日々模索をしているわけなのですが、まだまだ感情を埋め込めてないですね。
日々精進です。


かしこまり


0 件のコメント:

コメントを投稿