失敗事例を調べたり、とあるサービスが何故成功していないのかを検証することが多い今日この頃。
色々な会社の失敗例や、成功できなかった原因を調べていくと、
予想以上に学びが多いことに気づきました。
ニュースやテレビ番組(ガイアとかカンブリアとか)では日々「成功事例」
「売上高うん億円を達成した企業の成功の秘訣は!?」とか「従業員満足度NO1の会社がやっていることとは?」とか。
「何故成功しているのか?」を検証することも大切ですが、
「何故失敗したのか?」を学び、考えることは、事業を創る過程において非常に重要だと感じています。
▼やってみなければわからない。
そもそも新規事業を立ち上げて成功すること自体が極めて稀です。
しかしながら、どんなサービスが成功するかは、企画や事業計画書の段階では分からず、こればっかりはやってみないとわかりません。
例えば、iPhoneとアンドロイド携帯をもし企画書段階で比較判断したら、一見すると開発がしやすく、端末数の拡大も見込めるアンドロイド携帯の方が成功するのではないかと感じるかもしれません。しかしながら、実際に触ってみると操作性やデザイン面でiPhoneは勝っています。
これらは企画段階では見えずらいモノですが、結果的にその点が大きな差となり現段階ではiPhoneの方が成功していると言えるのではないでしょうか。
本当にやってみなければ分からない。
▼何が失敗するのかを知る! 無計画は失敗を計画してる。
やってみなければ分からないんですが、「いやいや、いくらなんでもそれは失敗するでしょ」っていうことをやっている例も結構あるようです。
土地が余っていたから取り合えずホテルを作ったけど、交通の便が悪く、周りに観光スポットも無いためお客さんが集まらないとか。流行っているからフラッシュマーケティングをやってみたけど、大手が参入してきて市場を取られちゃったとか。
確かにやってみることは重要なんですが、色んな失敗事例を知ることで何が失敗するかが見えてきます。
上記の例で言えば、ホテルの件は、事前に周辺環境についてリサーチをしとくべきですし、フラッシュマーケティングに関しては、参入障壁が低く、大手に有利であることを理解した上で事業を実行していくことが必要だったのではないかと思います。
そうやって、「あぁ、こういうことをやると失敗するんだ。」っといったノウハウを蓄積させていくことで、
そのノウハウこそが最大のリスクヘッジになるのではないかと思います。
有名な面白法人カヤックの柳澤さんもブログで失敗について語っています。非常に有益なことが書かれているので、読む価値ありです!
「2010年カヤックが失敗したこと 」(http://www.nikkeibp.co.jp/
▼その上でリスクを取る姿勢を!
色んな失敗事例を学んだところで、結局はリスクを0にすることなんてできません。
しかも、結局は冒頭に述べたように「やってみなければわからない」のですから。
大企業によくありがちのようなのですが、リスクヘッジばかりに目が言ってしまってリスクテイクできないことがあるそうです。
失敗が怖くなりすぎて、限りなくリスクが0に近くないと前に進めない病ってことです。
それじゃあ、何も出来ませんよね。
だって「やってみなければわからない」んですから。
ソフトバンクの孫さんは、7割の勝率があればやるべきだと言っています。
つまり、3割の負けるリスクは取るということですね。
自分はまだそこまでの指標を出すことまで出来ていませんが、
まずは孫さんを見習って3割の不確実性まではリスクテイクしていこうと思います。
かしこまり
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