2011年3月30日水曜日

何の為に市場を分析するのか?

事業を立ち上げたり、新商品の企画を行う場合に必ずといって良いほど行われるのが「市場分析」。

今市場はどれくらいの規模なのか?
競合はどこか?
投資に対してリターンは見込めるか?
今から参入して勝ち目はあるのか?
将来の成長性は?
などなど。

自分たちが参入する市場について調査、分析をすると思いますが、実際は規模や競合を確認するくらいにしか使っていないことが多いのではないでしょうか。
お恥ずかしいことに、実際自分もそうでした。


例えば電子書籍関連のビジネスをやるとしましょう。

出版市場規模は現在約1兆8千億円。そのうちマンガ市場は約5000億円。
それとは別に電子コミック市場は422億円です。
出版市場の大半がこれからは電子書籍化されていくことが予測されます。つまり、マンガ市場だけで見ても約5000億円の市場が電子書籍市場へどんどん流れていくことが予測されます。出版業界全体も同様でしょう。現在422億円であることを考えれば、これから電子コミック市場はもっと伸びるでしょう。

といった形で市場規模をざっくり調査。
そして、自分のやる電子書籍ビジネスの競合を調査・分析するといったところではないでしょうか。
あくまで、企画ベースでの話しですが。

参考記事:あの業界の市場規模っていくら? NAVER まとめ( http://t.co/q7NabwU )


しかし、これだけだと市場分析の意味がないんですよね。
「分析」の部分が圧倒的に弱いのです。


▼「どこからお金をもらうのか」が市場分析
市場分析がどういったことなのか、本を読んだり人に聞いたりしたのですが、一番実践的且つ分かりやすかったのがこの言葉でした。
市場分析 = 「どこからお金をもらうのか」を調べること

そんな市場分析の実践方法を大変分かりやすく紹介しているブログがあったのでご紹介。
参考ブログ:「企業解読は実践でどの様に使うのか?」 http://amba.to/fYlWNv

このブログの作者 奥村さんは、大きく以下のように市場分析を分けて考えています。

①市場を確認
②市場の「内情」を確認する。
③市場分析の「正しさを確認する」
④方向性を確認する
⑤ターゲットを確認する
⑥時流を確認する
⑦情報整理、結論

企画ベースのモノでも、自分の今までの市場分析は①のみで⑦の結論を出すケースが多かったと思います。(今思うと本当にはずかしい)
重要なのはそこから先の②~⑥なんだなぁっと実感している今日この頃です。

そんなレベルの低い話かよって思うかもしれません。
自分でも恥ずかしい話、本当にそう思います。
でも、そんな今の自分の現状を受け入れて、前に進む為にあえて書いています。

ここからここから


かしこまり

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